山村武彦氏 講演を聞いて ~危機管理は究極のリアリズム~
こんにちは。先日、防災システム研究所 所長の山村武彦氏の講演を聞かせていただく機会がありました。気づいた点などをメモしていたいと思います。
内容は「大規模自然災害に備えて、今日から取り組む 自助・近助・共助」という内容でした。
【一番強く主張していたと感じた内容】
・人さえ死ななければ、なんとかなる!(復興もはやい)
・防災訓練は今のままではいけない。”命をまもる訓練”をしなければいけない。
例:小さな揺れで安全ゾーンにすぐに動く訓練。市民トリアージ訓練。など。
・備蓄もしないといけない。(山村氏は3ヵ月分くらいの備蓄をしているそうです。
発電機などもあり。これにより、災害時も家族に対して不安なく、災害の現地に向かえるのだとか。)
・危機管理は究極のリアリズム
・100人いたら、95人は家で暮らさなければならない。家に住めない5人が避難所へ。
・・火山灰は5cm降ると、滑って車は走れない。生コンみたいになる。
【要点まとめ】人の講演をまとめるのは、あまりマナーがよくないかもしれませんが、
こういった内容に関しては、むしろ拡散する必要があると思いますので、まとめさせていただきます。
・防災訓練5か年計画をつくる必要性。各年に目標を決める。
・震災関連死(神戸)はかなり多くの部分は、インフルエンザ関係。
・避難所で床でねるのはつらい。原則は家でくらす。
”近助”は向こう三軒両隣をまもること。
・地域防災は場づくりが大切。⇒これに関しては、自分としてやってみようとしていることがあります。
・災害現場では、ドローンが地域革命をおこすだろう。勉強しておいた方がよい。
【水害】
市だけのハザードマップではよくない!
上流で雨が降ると、下流に大きな影響があるから。
常総市もたいして降ってはいなかった。
■教訓5つ
・情報は自分で取りに行く
・明るいうちに避難する
・隣人・弱者に声掛けを
・避難所より2階以上の建物へ
・自助、近助が大切
正常化バイアス
憂いあるかも だから 備えて
・火山灰は5cm降ると、滑って車は走れない。生コンみたいになる。
【備蓄】
7日分の備蓄を!
条例などつくって、備えるべき
・何か起こってからだと、スーパーいっても何も残ってない。売ってない。
・ガソリンは半分以上の残をキープを。
災害時は車が混雑。病院までたどりつけないケースも多い。
これに関しては、市民トリアージ訓練を。
小さな揺れや緊急地震速報
↓
ただちに安全ゾーンに移動を!
この内容が一番重要。
・2階の方が1階よりよい。つぶれにくい。1階は脱出を。
・小さな揺れがきたらドアをあける。(玄関がつぶれて、ゆがんででれなくなることもある。)
・玄関に運動靴を。
閉じ込められない訓練をする。
・ガス漏れは・火電気をすぐにつけてはだめ。喚起をしてから。爆発するので。
火を消す前に火を出さない訓練を
・ブレーカーおとす
・火事が起きたら、「火事だー!!」と叫ぶ。知らせる。消す。助ける。逃げる。
・防災グッズにも質がある。
例:よい笛の件
教訓
・命捨てるなもの捨てろ
・ガラス拡散防止でフィルムはる。(防犯・防災を兼ねるかと)
・家具固定は2か所以上
・備蓄食料のおいしいものは減らしやすい
・食物繊維とタンパク質をとれるように。
遠水は近火を助けず
・水の保管は2年のものでよい。5年のものは味がまずい。
・簡易便器業界は発展しているので、チェックを。
・自動車燃料1/2はキープを
自主防災会の下に
【防災隣組】をつくることがとても大切
遊びながら学ぶ例だと
・防災運動会
・○○訓練競争
・取れたて野菜の直売と防災訓練を絡める⇒これは都留市では可能かと。
・イモ煮会
互助会
訓練などはオリジナルでよい!
自ら考えよ
機会の提供をする
身の丈から考えることから(ベイビーステップ)
以上、私は家の防災グッズを見直しました。そして、自動車のトランクに防災グッズと食料・水を備蓄しました。